「丈夫ってなに?!」
風邪をひかない。
気温の変動が大きくても、体調を崩さない。
自律神経が乱れることによる不明瞭な「不調」がない。
今回の「丈夫」とは、「筋力」や「心肺機能」の頑丈さや機能の高さではなく、気候など外部環境の変化に対応できる、ウィルスなどの外敵に対応できるようなチカラ。
湯あがり、足先に冷水シャワーをかけて「冷まし」、「自律神経」を鍛えることで「丈夫さ」を手に入れようという記事です。
朝起きたら日光を浴びる、軽い運動をする、湯船につかる、良質な睡眠・・・など、「自律神経を整える方法」はさまざま言われていますが、これ(湯あがりの冷水シャワー)はかなり自律神経に対して「強制的」に働きかけます、笑。
私の経験上、効果絶大。
15年超風邪をひかず(夫や周囲の風邪はうつらないものの、息子の風邪だけはもらっていた時期がありました)、インフルエンザにいたっては夫や息子、周囲が罹ってもうつったことがありません。
暑さにも、寒さにも、気候変動にも、めっきり強くなりました。
お金も時間もかからない習慣化なのに、あまり実行していただけないのですが(^^;)
ハードルは「気持ち」だけ。
冷やすと、そこを温めようと全身の血液が巡るので、ポッポしてくるんですよ、ホントに!
ぜひ、トライアルしてみてください(^_-)-☆
【実践】湯あがり、足先に冷水シャワーをかけて冷ます
- 湯冷め防止
- 血流促進
- 体温調整機能アップ
- 冷え対策
- 自律神経鍛錬
- 筋肉痛などの炎症をおさえ、回復を早める
- 美容対策
- ホルミシス効果
「ホルミシス効果」とは、カラダにとって有害な物質やストレスは、全くないよりも少しだけある方が免疫力アップなど、有益な作用をもたらすという効果のこと。
さて、お風呂やシャワーでカラダを温めると、温まったカラダからどんどん熱が放射され、そのままにしておくとむしろカラダが冷えてしまう。
これが「湯冷め」ですね。
熱は、手や足の指の間からよく抜けていくのだそうです。
※「冷えた女は、ブスになる。」(山口勝利著)より
ですから、まずはここを冷ましてあげる(足先に慣れたら手先も冷ますといいですね!)。
「湯冷め防止」です。
これが、「血流促進」「体温調整機能アップ」の理由。
体温調整は自律神経が行っていますので、体温調整機能を働かせることは「自律神経鍛錬」に。
そして体温調整機能がアップすれば、自律神経の不調による「冷え」の改善に。
あとは【座学】でとりあげていきたいと思いますが、とっても手軽に、強制的に(?!)自律神経の鍛錬ができるところがたいへん魅力です。
慣れてきたら「ふくらはぎまで」、走ったあとは「脚全体まで」、筋トレのあとは・・・と、少しづつ広げていってもよいと思いますよ(*^^*)
「ぬるめ」から、温度を下げて慣れていくのもよいと思います。
あっと言う間に慣れて、全身冷水シャワーもできるようになっちゃいます。
ただし、血圧が高い方、高めの方は手足くらいまでがおススメです。
冷水で「ドキっ」とするようだと、急激な血圧上昇が心配です。
ドクターにかかっている方は、ドクターにご相談くださいね(^_-)-☆
【座学】冷水シャワーのメリット
「冷え」は恒温動物である私たちヒトへの危険アラート、冷えないカラダを取り戻す
ヒトは内温性動物(体温が代謝熱によって生み出される)である
ヒトが健康であるためには、体温調整機能が良好であることが必須
余談ですが、最近は「恒温動物」とは言わないのだそうです。
哺乳類=恒温動物、爬虫類や昆虫=変温動物、などと習ってきた記憶がありますが。
なんと「ナマケモノ」は変温!、「アキアカネ(トンボ)」は恒温! なのだそうです。
一概に「恒温」「変温」と言い切れない種族も多いそうで、最近では「内温性」あるいは、「外温性」(体温が周りの温度で変化する)、「異温性」(カラダの部位や生理状態によって体温が変化する)という言葉が使われているそうです。
※Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E6%B8%A9%E5%8B%95%E7%89%A9
気温的な環境変化に強いので、さまざまな環境の場所で活動できる
「内温性」のデメリット
食糧から熱を生み出しているので、食糧不足に弱い
いわゆる「変温性」、例えばワニの種類によっては、数年断食しても生存できるのだとか。獲物を仕留めるのも基本「待ち伏せ」、省エネなのだそうです。
ナマケモノは、なるほど~、変温動物だったのですね。
ちなみに、人類は「持久力のある捕食者」。
例えば、「アンテロープ(レイヨウ)」は哺乳類の中でも最も足が速い種のひとつだが、短距離走者(いつまでも走れる代謝系ではない)。私たちの祖先は逃げるチカラがなくなるまで追い続け、さらに一気に走って獲物を仕留めることができた。
人類の筋肉繊維は収縮の速いものと遅いものがバランスよく組み合わさっているため。
※以下より。これ、ぜひ読んでみてください、おススメです(^_-)-☆
- 食べる
食事をした際に発する熱は1日のエネルギー消費の約10%
ヒトは食べたものを代謝することで熱を発している - 活動する
家事、通勤・通学などの日常生活活動は1日のエネルギー消費の約15~25%
運動をすれば上乗せ - 筋肉量を底上げする
基礎代謝(安静時に消費しているカロリー)約60~70%
そのうち80%近くは脳、肝臓、心臓などの臓器であり「筋肉」による消費は20%強がだが、唯一自分で増やせるのが筋肉 - 血流をよくする
熱を運ぶのは「血液」 - 体温調節機能を鍛える
体温調節を行っているのは「自律神経」
自律神経の働きに問題が生じると体温調節がうまくいかない
首や肩のこり、腰痛、膀胱炎、生理不順、風邪をひきやすい、アレルギー、肌荒れ、手足のむくみ、頭痛、イライラ、不眠 など
運動せず、空調で気温を一定にし、ダイエットして省エネに暮らす・・・
ひょっとすると、将来的にヒトはいわゆる「変温」系の種族に変化していくのかもしれませんが?!
引き継いできた遺伝子の構造を考えても当面、体調不良の対策に「体温調整機能の最適化」は必須のようです。
外部環境の変化に応じて血流量を調節するチカラ=「血管力」と「皮膚」
花王株式会社 https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105388/201908029351/_prw_PR1fl_7SMHBBeI.pdf
花王株式会社では、2015年に皮膚と「血管力」の関係を報告。
その後2017年、20~60代の日本人女性98名の肌の毛細血管をマイクロスコープにより観察し、さまざまな指標と肌状態との関係性を検討したそうです。
- 20~30代で血流調節機能が高い人は、「キメ」が良好な状態であることが示された
- 50~60代で血流調節機能が高い人は、角質細胞の面積が小さいことが確認され、表皮細胞の生まれ変わりがより活発であることが示唆された
「冷水シャワー」の心身へのメリット
運動時は筋肉への筋血流が増えると同時に、皮膚にも体温調節のために多くの血液が流れ込んでいます(皮膚から熱を逃している!)。
冷水シャワーを浴びて皮膚の温度を下げると、皮膚に送られる血流量を抑えることができ、その代わりに胃腸などの内臓に血流が送れ、水分と栄養が摂取しやすくなり、リカバリー力がアップ、疲労を軽減できるのだそうです。
「ホルミシス効果」とは、 カラダにとって有害な物質やストレスは、全くないよりも少しだけある方が免疫力アップなど、有益な作用をもたらすという効果のこと。
低酸素運動やプチ断食なども冷水シャワーと併せて「ホルミシス効果」の代表例だそうです。
※Medical Hypotheses
冷水シャワーを浴びることで生じる「アドレナリン」の伝達が、「ノルアドレナリン」の分泌を促すため、抗うつ作用があるそうです。
さらにエネルギーの増加や集中力、パフォーマンス向上が期待できるのだとか。
カラダに冷水が触れることで、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑え、幸せホルモンの一つとされる「セロトニン」を分泌してくれるからだそうです。
こちらは、「気持ちいい」と感じる程度の温度でOKとのことですよ(^_-)-☆
まとめ
✐湯あがり冷水シャワーの効果
- 湯冷め防止
- 血流促進
- 体温調整機能アップ
- 冷え対策
- 自律神経鍛錬
- 筋肉痛などの炎症をおさえ、回復を早める
- 美容対策
- ホルミシス効果
✐湯あがり冷水シャワーの真骨頂は「自律神経の鍛錬」、自律神経の乱れによる原因不明瞭な不調や、冷えを防ぐ
✐異常気象で室内外の気温差が大きい、気温の日差が大きいなど環境的にも体調を崩しやすい昨今は、積極的に「体温調整機能」をアップさせて「丈夫」に乗り切りたい
私も商品開発などでずいぶん冷えについて勉強し、冷え改善方法を実践もしましたが・・・
結論、運動して筋肉量を増やし、血行を増やすことが桁違いの効果でした!!
かつては平熱35℃台だった私。今や夏場は平熱が37℃近くあることも。
大前提、食べることと筋量、血流が体温を保つ条件! 生姜やサプリや冷え取り法はプラスαかな(^_-)-☆
また、次の習慣化でお会いしましょう(^_-)-☆