体⑦【重要!】確実に活動的になる方法『スロースクワット』習慣術

 
今回は、「スロースクワット」習慣化のススメです。

下半身のトレーニングは「スクワット」だけでいい。
「スクワット」だけがいい。
(「プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ」ポール・ウェイド著より)

理由は、下半身は股関節・膝関節・足首3つの関節、種々の筋肉、腱が「協働」して動いているから。

脚のそれぞれの筋肉を一生懸命鍛えたとしても、足首が固いとケガをする。

お尻の筋肉が使えないと股関節が使えず、ケガをする。

どこかの筋肉が弱いと、その筋力までしかチカラが発揮できない。

そして、日常的に階段を使うようになるためにも、ウォーキング・ランニングが続けられるようになるためにも、まず先にやるべきは「スクワット」

筋力がないうちに階段を使おうと思うと、1駅手前で降りて歩こうとすると、脳に「疲れる」「不快」というインプットをしてしまい、やらなくていい理由を探すようになっちゃいます!

下半身を鍛えると、動くのが楽になってくる。
そこからが、日常生活で動きまわる?! 習慣化のチャンス!

相乗効果でどんどん活動的になっちゃいます。
習慣化の秘訣は、毎度くりかえしになりますが「がんばらない」こと

がんばらない「スクワット」の習慣化は、まさに「動的人生」へのスイッチです(^_-)-☆

 

【実践】「スロースクワット」を実践するタイミングを決めよう!

スクワット×屋外画像
「スクワット」に共通する注意点は大きく3つ
  1. 膝がつま先と同じ方向を向く
  2. 膝はつま先より前に出ないようにする
  3. 呼吸をとめない

残念ながら、2022年2月に番組終了してしまったNHK「ガッテン」。
簡単で続けやすくて安全で・・・年齢問わず、全国民対象の情報発信でしたから、万人にやさしい健康メソッドが多かったですよね。

以下も、わかりやすさと失敗のなさを考慮して、NHK「ガッテン」をベースに「スロートレーニング」の要素を加えました。

※NHK 糖と脂肪の消費にも効果で期待できるスロースクワットのやり方 より
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1172.html
  1. ゆっくり腰を落とし、
  2. 一時静止(できれば声を出して10数える)
  3. ゆっくり戻し膝は伸ばし切らない(筋肉からチカラを抜かない)


10回1セットを3セット 
☞習慣化できるまで1セット、あるいは3回、5回などでもOK!

※血圧上昇対策として、必ず呼吸をしながら行う。ガッテンでは声を出して回数を数えることを推奨しています

「スロートレーニング」は、

  • 軽めの負荷で、重い負荷で運動したのと同等の効果が得られる
  • ガッテン(NHK)でいう「ピンク筋」を増やすことができる

スロー(ゆっくり)スクワットをすることで、ずーっと筋肉に負荷がかかっている。すると、筋肉の中の血液の流れが制限され酸素不足になる。これが、重い負荷で運動したときと同じ状態で、筋肉はつらい運動をしたとダマされて発達してくれる(加圧トレーニングと同じ理屈)。

ガッテン(NHK)がいう「ピンク筋(※)」とは、瞬発力に優れ、糖を消費しやすい「白筋」が、低強度のスクワットを繰り返すことで脂肪を燃やしてエネルギーを生む「ミトコンドリア」を増やし、持久力に優れ、脂肪を消費しやすい「赤筋」のはたらきも持つようになる!
(※)正式名称は「2a」や「FTa(Fast Twitch a)」

ちなみに、私の筋トレはずっと「スロトレ」。

低負荷だと正しいフォームが作りやすいし、カラダを痛めにくいし、教科書通りのきれいな筋肉のカタチになりますよ(^_-)-☆

筋肉は使ったら必ず「伸ばす」
ストレッチは1ポーズ20秒間がめやす
膝裏をのばすストレッチ画像

まず、脚裏を伸ばしましょう。「ちょっと痛ぎも」がめやすです。

股関節まわりのストレッチ画像

同じく、無理せず「ちょっと痛ぎも」で、お尻を伸ばすイメージで。
股関節まわりも伸ばすので、ケガ予防にも一石二鳥!

 
MICHIKO★
↓↓↓この習慣化がすでにできていれば、兼ねてしまってもOKです(^_-)-☆
「体⑥【重要!】若々しさ&ケガ予防『360度開脚を”めざすだけ”』習慣術」
本記事最後に添付します!

上記でご紹介したのは、たった1つの方法を選ぶならこれ! というものです。

下半身は鍛えるに越したことがない筋肉NO.1といってもいいのでは?!

これを機にしっかり鍛えてみよう! という方は、冒頭でも記載し、後述【座学】でもご紹介している「プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ」(ポール・ウェイド著)にぜひ、挑戦してみてください。

名前はスゴイですけど(笑)、「動くことを前提とした筋トレ本」として、私は最高だと思っています。

BIG6として腕・腹筋・背筋など6種の筋トレを、それぞれ誰でもできる準備運動的なステップ1から、けっこうすごいレベルのステップ10まで、段階的にレベルをあげていく構成になっています。「スクワット」の場合、STEP5でフルスクワットなので、ここまでをめざすとよいと思います。

ちなみにSTEP10は・・・片足フルスクワット!
片足に自分の全体重を乗せてスクワットする。そもそも片足で立てなければならないわけですから、とっても実用的!!

筋肉ごとにトレーニング法が紹介されている筋トレ本がほとんどです。

もともとはスポーツで競技力をあげるため、パワー強化の目的で筋量を増やし、さらにその筋肉を使う訓練をする、というのが筋トレの位置づけでした。

私たちがフィジカル(肉体)を長持ちさせるために筋量をあげようとする場合も一緒で、筋トレとまったく同等レベルで「使い方」「動かし方」を覚えていかなければ、うまく使えずけがをする。あるいはバランス悪く筋肉をつけてしまっては、せっかくの筋量もケガのもとに。誤って負荷をかけすぎれば痛めたり、将来のウィークポイントに

今の筋トレブームは、この「使い方の習得」が抜けてしまっている印象を感じています。

だから筋トレを愛好するにも、ピラティスを習得しておきたい! カラダの使い方を覚えるのにもってこいですよ(^_-)-☆

 
MICHIKO★
「ピラティス」とは、ドイツ人ジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦で負傷した兵士のリハビリのために開発したエクササイズ。インナーマッスルを強化し、常に中心からカラダを動かすことでけがをしにくくする、というカラダの使い方を習得します。

併せてニュートラルな姿勢、呼吸法、この3つを習得を重視。

パワー出力には筋量増量がダイナミックで必須ですが、アスリートも最終的にピラティスなど、カラダの使い方、コンディショニングを取り入れる方が多いです。

日常生活中心の私たちこそ、むしろ姿勢、呼吸法、カラダの使い方を、まず習得すべきかなぁと思うこの頃です。

わが身のけがなども顧みて!
 
 

【座学】加齢と下半身の真実

下腿筋肉画像

「老化」は脚と股関節まわりの筋力から

最も衰えが早いのは下肢(下半身)の筋肉、特に大腿四頭筋
日経Gooday https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/071300026/042500099/?P=2
  • 下半身の筋肉はカラダ全体の70%程度を占める
  • 大腿四頭筋(太ももの前側)の筋肉量は25歳くらいでピーク、60歳では25歳時の約60%に落ち込む
  • 下半身の筋肉減少速度は、上半身の3倍

人生100年時代、何もしないわけにはいかなそうですね・・・。


下半身の筋トレはスクワットだけでいい、スクワットだけがいい

脚の動きは「股関節」「膝」「足首」3つの関節大臀筋だいでんきんをはじめとするお尻の筋群、脚前側の大腿四頭筋だいたいしとうきん、脚裏側のハムストリングス、いわゆるふくらはぎの下腿三頭筋かたいさんとうきん、ひざ下前側の脛骨筋けいこつきん群、腓腹筋ひふくきん群、足底筋そくていきんなど、足の筋群、さらにアキレス腱・・・無数の筋肉、腱が協働して動いている

こと、下半身においてはジムでのマシントレーニングするよりスクワットをはじめ、歩く、走るなど「実用的に」脚を使うことで鍛えるのがよいようです。

マシンでパーツを鍛えても、「協働させるチカラ」のトレーニングがもれてしまう

下手をすると、実用的な筋肉バランスを崩して痛めてしまう。

どんなにいわゆる太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)を鍛えても、足首に柔軟性がなければ支えられなくなってしまう。

お尻の筋肉が使えていないと、股関節が使えずケガをしてしまう。

私は筋トレ好きであり、ランナーでもあるので「実用性」という大事さをヒシヒシと実感します。

日常生活も「実用」です。
見た目の「筋肉デザイン」とは目的が違う点を、おさえておきたいですね。

下半身強化のエクササイズが「スクワットだけでいい」「スクワットだけがいい」理由をもっと深堀りしたい方は、こちらの書籍がおススメ。私の愛読書でもあります( ´艸`)


まとめ

星×まとめ画像

✐先に脚力をつけると、日常生活が自然と活動的になる!
 筋力がつけば「階段を使う」「1駅分歩く」などができるようになる。

✐「スロースクワット」を実践するタイミングを「今」決めてしまおう!

✐「スクワット」に共通する注意点は、①膝がつま先と同じ方向を向く、②膝はつま先より前にでないようにする、③実施中は息を止めない!

✐まずは「ハーフスクワット」(膝の角度が90度)といわれる角度でしっかりと習慣化
 つらければ、クオーター(膝の角度が45°)からでもOK
 すっかり習慣化できたら最後はフルスクワット(しゃがみこむ)もおススメ
 ※ただし、膝などにトラブルがある方はかかりつけ医などにご相談ください。

✐筋肉は使ったら(収縮させたら)必ず「伸ばす」、柔軟性を維持させる

✐人生100年時代、下半身を鍛えない、という選択肢はない
 今やらなくても、将来必ずどこかでやらざるをえなくなる!


 
MICHIKO★
記事内でご紹介した「股関節を柔軟に保とう」という記事です(^_-)-☆
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開脚の加増
 
MICHIKO★
最期までお読みいただき、ありがとうございました!
また、次の習慣化でお会いしましょう(^_-)-☆
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