民間の調査では4割近い人が飲んでいるなど、調査の仕方でやや数字は異なるものの、サプリメント市場自体が拡大していますから、身近な存在になってきている?
日々CMの誘惑もあり?! 健康長寿への切望もあり?!
何か飲んだ方がいいのかな? 本当に必要なのかな?
サプリメントの捉え方に疑問をもつ方も多いのでは?
約30年前、黎明期からサプリメントに関わってきた私の、私的サプリメント考をまとめてみました(^_-)-☆
ずばり、サプリメントは必要?不要?
![食材×サプリメント画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/05/88e6b654d95ebfcd0931d0ea19186259.jpg)
一言で回答するならば、「不要(必須ではない)」だが、コンディショニングに活用できる
サプリメント必要か、不要か。
と問われれば、「不要」が正解だと思います。
必ずしも必要なものではない。
基本的には不要である。
一方で、「鉄」「ビタミンB群」「亜鉛」のように、人によって、あるいはライフスタイルによって、忙しいタイミングなどで、不足しやすい栄養素があります。
このようなとき、食事の修正を前提としつつも、サプリメントで補ってあげると栄養価不足による不調に有効。
それ以上の目的(効果効能を狙った機能性)に対しては、効いているのか効いていないのか、わからない。
これが、正確な回答だと思っています。
サプリメントって、作用機序が明らかになっていないものが多いんです。
作用機序とは、カラダの中に入ってどういう代謝経路を経て、どこでどう効いているのか。
それが明確になった時点で「薬」として申請できてしまうわけで、薬の本質は、「効く」=「副作用がある」。
サプリメントとは、「食品」という安全な枠のなかで、いかに機能性を狙っていくか、というものかもしれません。
ややこしいのは、「プラセボ効果」というものがあるから。
わかりやすく言うと、「頭痛薬」と言われて飲むと、実際は頭痛薬ではないのに頭痛が治ってしまうというような効果。
高額なサプリメントを「不老長寿」のサプリメントだ、と言われて飲み続けたら「気の持ちよう」で110歳まで生きてしまうかもしれない。
それはそれで「効いている」ということではないの?
などと言ったら科学者は絶対にNOというでしょうが、結果的には「効いていることになる」??
みたいな世界だと思っています・・・(^^;)
「サプリメント」と「健康食品」
![健康食品×サプリメント画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/05/26780289fbac8db451093ac2cf16b7d1-1024x456.jpeg)
「サプリメント」「健康食品」、両方の呼び方が使われていますが、私は両方の本質はちょっと異なっているように捉えています(ちなみに、日本の公の資料等では「いわゆる健康食品」という呼び方をします)。
「サプリメント」の意味は、「補う」。つまり、足りないものを補う栄養補助剤。マルチビタミンや、ビタミンC、D、E、乳酸菌など。
「健康食品」は、にんにく卵黄、黒酢、高麗人参、ローヤルゼリーなど、伝統的に滋養強壮やカラダによいと各地で伝わってきたものを、摂取しやすくサプリメント化したもの。
もちろん、厳密には分けられないと思いますが。
多くの「栄養素」は、単体では吸収されないことが知られています。
一般的な食材(1つの生命体)から栄養素を摂取すると、私たちのカラダの中で栄養となるために必要な栄養素が、食材(生命体)にそろっているので、栄養素が吸収されやすい。
事実、学問的に知られている栄養素は2割程度(※私が学生のときに学んだ割合ですので、もう少し増えているかも?!)で、食材の中には未知の栄養素がたくさん含まれているのだそうです。
そう考えると、明らかに不足しているものは「サプリメント」で補うメリットが高いですが、体内利用を考えるといわゆる「健康食品」の方がよいのかなぁ? などと、個人的には感じています。
「伝統的に滋養強壮やカラダによいと各地で伝わってきたもの」とは、「総合的に栄養価が高い」「ビタミンB群が多い(代謝ビタミンなので代謝が促進されて元気になる)」「アミノ酸が多い(たんぱく質の原料なので疲労回復効果などさまざまな機能性を発揮する)」「滋養強壮に働く特異成分の配合が多い)・・・だいたい、このいずれかです。
この、有効に働いている成分だろうと思われるものを抽出して単一成分にしたのが「サプリメント」。
「漢方薬」と「西洋薬」のようなイメージですかね。
私個人的には、ペーストタイプの高麗人参やローヤルゼリーは、滋養強壮・栄養価に優れつつ、ペースト状で食品に近いので、好きなんですけどね。
総じて栄養価が高く、健康効果が高いのは間違えないと思っています。
信頼の、伝統食材ですし!
ただ、価格が高いんですよね。
私自身はサプリメントも利用しますが、高価なものを購入する、ということはしていません。
利益率も知っていますしね(^^;)
開発経験がありますから、高価なサプリメント、健康食品もたくさん口にしてきました。
が、少なくとも51歳の今はまだ、「食×運動」の効果にはかないませんよ(^_-)-☆
一方、明らかに食事から不足しがちな栄養素については、コストがそれほどかからず補足でき、コンディショニングに有効なので、上手に使えればいいのかな、と思っています。
スポーツ、ボディビルなどでは、サプリメントはかなり有効に活用されていると思います。
かの有名な?!「プロテイン」などはバルクアップ(カラダを大きくする)に顕著に働きますしね!
抗酸化、疲労回復、持久力維持・・・さまざま、研究がされています。
日常生活を送っている私たちは、まず、カラダを使う方がダイナミックな変化があると思います!
ざっくり私的サプリメントの歴史
![サプリメント×歴史画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/05/235a23d974b770ac3051ed6091d4dafe.jpg)
日本では伝統食材系の「健康食品」が主流だったところ、約30年ほど前、アメリカからマルチビタミンなど、いわゆる「サプリメント」が入ってきた印象です。
大塚製薬の「ネイチャーメード」の日本発売が1993年からですから、ビンゴですね。
訪問販売全盛期で、おおむね万単位の高額な健康食品が流通していました。
「アガリクス」とか! 懐かしいですね。
輸入され始めていたアメリカのサプリメントも高額で、当時、すでにエステティックでアルバイトをしていた私ですが、「ビタミンE」が1瓶5千円前後していたような記憶です。ちなみに今は1か月分ワンコイン程度!
まことしやかに、「「イソフラボン」はおっぱいが大きくなるサプリメントなんだって!」「へぇぇぇ~」なんて会話をしていたのも覚えています、笑。
日本でサプリメントの価格を引き下げたのは、「DHC」「ファンケル」の台頭です。
さらに「青汁」など、強い主力製品で売り上げを伸ばしていく通販系の参入、1991年栄養改善法で「トクホ」が法制化された頃から大手食品メーカー、さらに製薬会社が参入し、大きな市場となっていきました。
黎明期は業界自体がけっこう怪しい感じだったのですが(笑)、近年は本当にクリーンな感じになりました。
一部ではまだ、商法に悪意を感じるような販売メーカーが摘発されたりしていますが。
参入のハードルが、低いんですよね。
健康、命にかかわることなので、国の取り締まりは厳しいです。
さて、すっかり市場が大きくなったサプリメント業界。
私はサプリメントよりも「食×運動」というダイナミックな代謝力(栄養)を体感してしまったので、サプリメントについては過度な肯定も否定もなく、あくまでもニュートラルな立場から、上手な使い方を追いかけたいと思っています。
個人的には、何千円、何万円とお金をかけるものではないかなぁ~と思っています。
(利益率が計算できてしまうので(^^;))
上手にコンディショニングに使っていけるとよいですよね(^_-)-☆
私的サプリメント活用おススメ術
![サプリメント×活用画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/05/a84d3b4ef94153faaa8a1cf1d7caf9a9-1024x681.jpeg)
大前提は、食事です。
食事や運動など、基本的なことにも意識が高いうえにサプリメントを使用している人は、”激”若かったりしますが、笑。
食事の代わりにサプリメントを飲んでいるような人は、いつも風邪をひいていたり、冷え性だったり、不健康に細かったり・・・。
私のおススメは、あくまで「食事」+「サプリメントでの”積極的な”コンディション」です(^_-)-☆
体調のブレをコンディショニングするのに、このサプリメントはこう使えるのでは? という活用のご提案を順次、掲載していきますね。(順次追加予定)
itecard subtitle=関連記事 url=https://eiyo-jutsu.com/how-to-improve-fatigue-with-good-cost-performance target=]
初めて本ブログをごらんいただした方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
また、お会いしましょう(^_-)-☆
MICHIKO★ようこそ、40代からの栄養術「20の黄金習慣」へ!人生が長くなったので、私たちは今まで以上にカラダを長持ちさせなくてはいけなくなりました。40代以降ミドルエイジの期間は、健康リメイク(立て直し)できる最大のチャ[…]