キャベツをちぎって野菜室に常備しておけば、「食べるものがない!」ということもなく、しかも胃腸のコンディションを保ち、カル活(カルシウム摂取活動)にももってこい!
多少高くなっても、「青汁」買うよりは安いのでは??(笑)
おススメ習慣です(^_-)-☆
「キャベツ」ってなんだ?
アブラナ科アブラナ属の多年草(種まきや植え付けを行った後、開花・結実(実をつける)というサイクルを2年以上繰り返す植物)、一年生植物(種子から発芽して一年以内に生長して開花・結実して、種子を残して枯死する植物)。
ヨーロッパ原産。古代ギリシャ、ローマ時代から食べられていた最古の野菜のひとつだそう。もともとは、薬用として! 紀元前4世紀には、保健食から「野菜」として栽培されるようになったとのこと。
野生種は結球しない「ケール」のような葉キャベツで、長い栽培の歴史の中で、現在の丸く結球したものが生まれたのだとか。ひたすら改良がされてきているので、非常に多くの種類があるそうです。
日本へは江戸時代に伝わり、しばらくは「観賞用」だったとか!明治に入り、北海道開拓使で栽培開始、以後、全国的に栽培されるようになったそうです。
「キャベツ」のいいところ
特筆すべき栄養価は、
- ビタミンU(キャベジン)
正確にはビタミンではなく水溶性の「ビタミン様」成分。キャベツ特有成分で、胃腸粘膜の新陳代謝を活発にする。胃粘膜を保護、修復・再生し、胃炎や胃潰瘍を予防。同じく含まれているビタミンCとともに疲れた肝臓を助ける。 - ビタミンC・β-カロテン
ビタミンCは単色野菜の中ではNO.1。季節変動の影響をあまりうけず、夏場の法蓮草よりも多い。
ビタミンCは、炒めた場合3~4割、蒸した場合2~3割減、水にさらした場合2割程度少。水溶性ビタミンは熱に弱いとされるが煮込んだスープを丸ごと飲めば、一部は酸化しても90%摂ることが可能とされる。
β-カロテンも単色野菜の中では多く、特に外葉に多い。 - カルシウム・ビタミンK
「ビタミンK」含有のため、「カルシウム」の吸収率が牛乳と同じ40~50%程度、吸収効率が高い! - 必須アミノ酸「リジン」「バリン」のほか、「アスパラギン」、「グルタミン酸」など、多くのアミノ酸が含まれている
どんなにカラダに良いものを食べても、消化吸収されなければ栄養にはならないので、胃腸のコンディションは植物に例えるなら「根」の状態。さらに、腸は人体最大の免疫器官。元気の源は胃腸のコンディションです。
- 胃腸は、植物に例えるなら「根」
どんなにカラダに良いものを食べても、消化吸収されなければ栄養にはならない - 腸は人体最大の免疫器官
全身の7割の免疫細胞が腸に存在するとされている
「日常食」として常食するのに、これほどふさわしい野菜があるでしょうか!
ちなみに、③カルシウムについて補足をすると、カル活(カルシウム摂取活動)の王様といえば「牛乳」でしょうか。
たしかに、牛乳はコップ1杯(200ml)250mg程度含有、キャベツは200gで86mg程度含有。
しかも、加熱してかさが減れば200gも無理ない量ですが、生ならボウル1杯くらい! 通常食べるのは100g程度だとすると、牛乳の2割弱程度ですが毎日の積み上げだと、なかなかのものです!
骨まで食べる小魚で30%程度の吸収率、野菜は20%程度の吸収率。
結論、「カルシウムが多い(乳製品を除く)」食材を食べるのと同程度のカルシウムが吸収できます。
がん抑制物質である「イソチオシアネート」を含む。
また、調理過程で発生する「ニトロソアミン」という発がん物質の作用を抑制する「ペルオキシダーゼ」の効果とされる。
キャベツ、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワー、ケール、カラシナ、カブ、パクチョイ、ハクサイ、ルッコラ、セイヨウワサビ、ワサビ、ダイコン、クレソン、カラシ など
いくつかの疫学的研究で、アブラナ科野菜の高摂取は肺がんや結直腸がんのリスク低下と関連づけられているが、アブラナ科野菜の効果に遺伝的差異が影響している可能性があるというエビデンスもあるそうです。
https://lpi.oregonstate.edu/jp/mic/
キャベツ愛用術
キャベツの選び方や保存方法などは、検索すると素晴らしいサイトがいっぱいあるので、割愛いたします、笑。
「愛菜果」とは、野菜の生長を促進させるエチレンガスを吸着透過させてくれるポリエチレンの袋です。
使用実感からいって「気休め」ではなく、長持ちしていると思います!
☞キャベツは、柔らかくてそのまま食べられる「柔らかい葉」の部分と、「芯」、「太い筋が含まれている葉」に分けておく
☞「やわらかい葉」の部分は生であろうが、料理であろうが、用途を選ばずじゃんじゃん使える
☞「芯」、「太い筋が含まれている葉」は、スープや、わが家ではホットクックでマリネにしたりしている
では、じゃんじゃん使えるイメージをもっていただきたく、活用例を記していきますね。
味つけは基本重量に対する6%塩分がおススメですが、お好みで8%くらいまで!
塩と相性がいいので、油断すると摂取塩分量が増えちゃうんです。
味つけについても詳細を記載。しています。
「食⑥【徹底解説】なぜ『減塩習慣』か、血圧だけじゃない「塩」の恐怖」
あれば胡麻(すり胡麻)もお好みで。
わが家は「牛角の塩だれ」で、息子が250gのキャベツを完食します、我々の分が残ったことがない(^^;)
韓国のりで味つけもいいですね!
あえて千切りにするのはコールスローのときくらいで、あとはこのちぎりキャベツであらゆる料理をしています!
例えば、息子が好きな焼きそばに使うときは、ちぎりキャベツのままのときもあれば、ちぎったキャベツの葉を千切りにしてキャベツの存在を消すことも(^_-)-☆
まとめ
✐特長成分「ビタミンU(キャベジン)」は、胃粘膜の保護、修復、再生、胃炎や胃潰瘍を予防!
腸は人体最大の免疫器官であり、消化吸収力は元気の源
✐単色野菜のなかでビタミンC含有量NO.1、βーカロテンも多い
✐ビタミンKとともにカルシウムが含有され、牛乳程度の高いカルシウム吸収率
カルシウムが多いとされる食材(乳製品を除く)と同等量吸収できる
✐アミノ酸含有量も多い
✐キャベツが属する「アブラナ科」の野菜には、がん予防効果があるといわれている
✐葉をちぎり、冷蔵庫に常備しておくと、日常的にじゃんじゃん使える!
今回は「塩」、「減塩」のお話です。「減塩」は、血圧が気になる人がやるものだと思っていませんか?血圧と塩は関係ないという情報もあるじゃない?日本人の塩分の摂取量は減少傾向じゃない?という、塩と血圧のお話ではないですよ![…]
初めて本ブログをごらんいただした方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
また、お会いしましょう(^_-)-☆
MICHIKO★ようこそ、40代からの栄養術「20の黄金習慣」へ!人生が長くなったので、私たちは今まで以上にカラダを長持ちさせなくてはいけなくなりました。40代以降ミドルエイジの期間は、健康リメイク(立て直し)できる最大のチャ[…]