栄養価はやはり旬の時期が高いようだけど、これはいずれの食材にもいえるわね。
栄養うんぬんではなく、好きだから年中食べている、という方も多いでしょ?
トマトは、なんといってもミラクル抗酸化成分「リコピン」ね!
一時サプリメントもかなり注目されたのだけど、結論、食材からでないとほぼ吸収されないことがわかったの。
2022年の酷暑には、リコピンパワーが欠かせないわ、今年はとりわけ夏野菜をしっかり享受してあの手この手で乗り切りましょ(^_-)-☆
「トマト」ってなんだ?
![トマトってなんだ画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/06/c29d845f4263538dcfe0f8c7afa18ac5.jpg)
中南米のアンデス高地が原産とされ、日本に入ったのは17世紀ごろ、食用され始めたのは明治時代、本格的に栽培が始まったのは昭和に入ってからだそうよ。当初は、鮮やかな赤い色が「悪魔の実」と敬遠されていたらしいわ!
ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」という諺があるほど。(リンゴが赤くなっても医者は青くなるのよね、赤ってスゴイわ、笑)
赤い色の「リコピン」というスーパー成分もすっかり有名になったわね。(詳細は後述)
トマトは色、形などさまざまで、日本でも100種もの品種があり、果皮の色で桃色系と赤色系に大別されるらしいわ。最も多く出回っているのは桃色系の代表「桃太郎」ですって!
なんで私がこんなにトマトによそよそしいかというと(笑)、ほとんど生食をしてこなかったから。子どものころ、トマトを食べると口の周や口の中がかゆくなったのよね。火を通したトマトはずっと愛食してきたけど、火を通すからトマトの選び方がちがうのよね。
それでも贈り物には評判のいいトマトを選んだりするのよ。年齢を重ねてくると、なんらかの疾病で食事制限をうけていることも少なくないから、フルーツのような評判のトマトや、フルーツ類をよく選んでいるわ。ちなみに、抗がん剤治療中だと「生もの」がダメなケースがあるから食べ物は要注意ね。
今年はせっかく?! 酷暑を本気で乗り切ろうというのだから、素晴らしい品種改良技術をもつ日本のトマトをいろいろと取り寄せてみることにするわ!
「トマト」栄養価
![トマト栄養価画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/06/2fc3917bde497fd12be6936edf002438.jpg)
- 特長的成分は、赤い色素のもとである超抗酸化成分「リコピン」
☞カロテノイドの一種で、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる、強い抗酸化作用がある
☞この強力な抗酸化作用が、がんや老化防止に効果があるといわれている
☞加熱調理しても効果が損なわれにくい
☞脂溶性、オリーブオイルや脂質を含む肉類との組み合わせで吸収率がアップする
☞完熟するほど増えてくるので、赤みが薄い時は完熟するまで待って(20~25℃の室温に置いておく)から食べると効果的 - 「リコピン」(β-カロテン)に加え、「ビタミンC」「ビタミンE」の三大抗酸化ビタミンを含み、相乗効果で活性酸素に対抗する
- さらに「葉酸」、「カリウム」も多く、「ルチン」「ビタミンB6」なども含む
☞「葉酸」は貧血予防、「カリウム」はナトリウムを排出して血圧を下げる手助け、「ルチン」はビタミンCと一緒に毛細血管を強化、「ビタミンB6」は脂肪の代謝を助ける - 「クエン酸」の爽快な酸味は、食欲増進効果、疲労回復効果がある
- 種のまわりにあるゼリー状の部分には、うまみ成分「グルタミン酸」がたっぷり含まれる
他に毎日摂取することで中性脂肪やコレステロールが低下する、メタボリックシンドロームを改善するのに効果的、高血圧の人の血圧が下がる、脳卒中や心不全のリスクが低下などの報告があるようよ。
カゴメトマトジュースが「善玉コレステロールを増やす」「高めの血圧を下げる」で機能性表示食品になっているわね(^_-)-☆
参照:夏野菜「トマト」が糖尿病や肥満のリスクを低下 リコピンやβカロテンで血管を健康に
「トマト」愛食術
![トマト愛食術画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/06/f79050edb4332a576862cb633af60ec4.jpg)
【簡単取説】
- 通年出回るが、おいしい時期は6~9月
- ヘタや切り口がみずみずしい緑色のもの、ピンとハリがあると新鮮。しっかりした重みがあると糖度が高い。色むらがなく、赤色の鮮やかなものがおいしいとのこと
- 赤ければ赤いほど、ハイパワー
☞スーパー成分「リコピン」は赤い色素の成分そのものだから! - 2~3日は常温で保存可能。熟したものはヘタを下にしてビニール袋に入れ、野菜室へ
☞温かい地域原産のトマトは、寒いのが苦手。冷蔵庫にいれっぱなしでは低温障害を起こして「リコピン」が大幅にダウン
☞すぐに食べない場合、少し固さがあるものを選び、20~25℃の室温(夏場は2~3日、冬場は1週間程度)で「追熟」させると「リコピン」が最大60%もアップ、 さらに油と一緒に摂ると吸収率は2~3倍にアップ!
生食はもちろんのこと、加熱料理の頻度があがると食べる量がグンとあがるわ。とにかく今年はお値ごろのときにせっせと購入して、たくさん食べて酷暑を乗り切るのよ(^_-)-☆
(ご参考まで)加熱で多用する例
- 「プチトマト」はヘタをとって洗い、表面を乾かしたらそのまま冷凍
☞冷凍のまま加熱料理に使うと便利。アクアパッツァ、トマトリゾットなど - 「トマト」も用途に合わせた切り方で冷凍しておくと便利
☞みじん切りならトマト缶替わりに、パスタに、サラダに、トッピングに
☞串切りにしておき、バターソテーなど - 大きめのプチトマトは「糠漬け」にも
☞「糠漬け」にするとビタミンB1を中心にB群がグッと増える
ご参考まで。いろいろ試す中で「へぇ~~~」っとインパクトがあったのが、セミドライトマト!
プチトマトを縦半分に切り、100℃のオーブンで2時間焼いて、そのまま冷ますの。甘くなって酸味とのバランスが絶妙、感激するわよ(^_-)-☆
![f:id:TheHfamily:20190624194650p:plain f:id:TheHfamily:20190624194650p:plain](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/T/TheHfamily/20190624/20190624194650.png)
さらに、セミドライトマトをマリネに。
- 酢、オリーブオイル (各大さじ2)
- はちみつ(大さじ1)
- 塩(ひとつまみ)
- 乾燥バジル(小さじ1/2)
「白バルサミコ」って、ちょっと甘いのね。酢を「白バルサミコ」にして、はちみつを抜くっていうのも洗練されるわよ(^_-)-☆
![](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/06/image-1-2.jpg)
さらなるバリエーション(^_-)-☆
トマトよりもマリネ液の方が多くなってきたら・・・
「カテージチーズ」「カスピ海ヨーグルト」を適量足して、フードプロセッサーでまぜる!
![](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2022/06/image-1-3.jpg)
「カスピ海ヨーグルト」は低脂肪じゃない方が濃厚でおいしくなるわ。
わが家のディップは、レバーであろうがきのこのタプナート風であろうが「カテージチーズ」と「カスピ海ヨーグルト」。『日常食』としてはヘルシーでちょうどいいわ! 外食すると生クリームやクリームチーズが使われているから、家ではこのようなヘルシー素材が健康・体重を守る持続可能な『日常食』におススメよ(^_-)-☆
今年の夏は、今までに増してレシピ開拓に励み、楽しみましょうね!
〇食②【食育のキモ】太らない・健康・快調を叶える『日常食』習慣術
まとめ
![星×まとめ画像](https://eiyo-jutsu.com/wp-content/uploads/2021/08/50fce7a41a6c62e0bd5f29f5436b543a.jpg)
✐特長的成分は、赤い色素のもとである超抗酸化成分「リコピン」
☞β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる、強い抗酸化作用がある
☞加熱調理しても効果が損なわれにくい
☞脂溶性、オリーブオイルや脂質を含む肉類との組み合わせで吸収率がアップする
☞赤い色素そのものなので、赤い色が強いほど「リコピン」含有量が多い
✐「リコピン」(β-カロテン)に加え、「ビタミンC」「ビタミンE」の三大抗酸化ビタミンを含み、相乗効果で活性酸素に対抗する
✐さらに「葉酸」、「カリウム」も多く、「ルチン」「ビタミンB6」なども含む
☞「葉酸」は貧血予防、「カリウム」はナトリウムを排出して血圧を下げる手助け、「ルチン」はビタミンCと一緒に毛細血管を強化、「ビタミンB6」は脂肪の代謝を助ける
✐毎日摂取することで中性脂肪やコレステロールが低下する、メタボリックシンドロームを改善するのに効果的、高血圧の人の血圧が下がる、脳卒中や心不全のリスクが低下などの報告がある
✐加熱料理のバリエーションが増えると食べる量が増える
✐2022年酷暑の夏は、例年以上に夏野菜をたくさん食べて乗り切ろう
初めて本ブログをごらんいただいた方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
また、次の習慣化でお会いしましょう(^_-)-☆
MICHIKO★ようこそ、40代からの栄養術「20の黄金習慣」へ!人生が長くなったので、私たちは今まで以上にカラダを長持ちさせなくてはいけなくなりました。40代以降ミドルエイジの期間は、健康リメイク(立て直し)できる最大のチャ[…]