<初夏>【ニラ栄養術】5月が底値!見たら即買い、薬草級の栄養価活用術

 
MICHIKO★
5月が底値を迎える「にら」(太田市場価格推移より)。
わが家の地域では、他野菜が高騰する中、まだ安値で出てくれているので、急ぎ本記事をアップします! 笑。

わりと足が早いので、使うかな~、傷ませないかな~などと、迷いませんか?

にら」が安いときは、即買い! 年中売ってはいるものの、鍋に入れたい秋~冬は、実は高値。

秋冬は他の食材でしのぎ(カラダを温める目的ならねぎ倍増とか?)、底値の時期にこそ「薬草級」の栄養価を誇る韮を多食して、来る暑い夏を乗り越えていきましょう! という記事です(^_-)-☆
 

にら」って、なんだ?

韮ってなんだ画像

ニラ(韮)は中国原産ネギ科の野菜で、日本では「古事記」や「万葉集」にも出てくるほど古い歴史を持つのですが、欧米では栽培されておらず! 東洋を代表する野菜だそうです。

旬は春先~夏頃まで

その昔から薬草、とくに「整腸剤」として利用されていたらしく、明治時代にはいってから野菜として栽培が始まり、第二次世界大戦後以後、食用として広がっていったとのこと。

近年、国内生産量の4割が高知県と栃木県、宇都宮が餃子で有名たるゆえんのようです。

β-カロテンの含有量が野菜トップクラスに高い緑黄色野菜で、疲労回復や健康増進にも効果があるとされ、大蒜にんにくと同様に、様々なスタミナ料理に利用される

豊富な栄養とともにスタミナ源とされるのが、大蒜にんにくにも含まれている硫化アリルの一種「アリシン」。そのため独特の匂いがあり、精進料理では使われない食材です。


「韮」のいいところ

韮のいいところ画像
  • 「β-カロテン」は、人参や法蓮草ほうれんそうよりも多く含み、野菜の中でもトップクラス
  • 「ビタミンC」「ビタミンK」「カルシウム」「リン」「鉄」「葉酸」「ビタミンE」などの栄養素に富む
  • 「アリシン」は豚肉やレバー、貝類、穀類の胚芽などに多く含まれる「ビタミンB1」と結合すると、「ビタミンB1」の吸収を良くし、糖質の分解を促進する効果があり、代謝機能、免疫機能を高め、疲労回復に役立といわれている。また殺菌作用があり、血液循環を促して、新陳代謝を活発にする働きがあるとされる
  • 「カロテン」「ビタミンE」は葉の緑が濃い部分に多く含まれ、「アリシン」はニラの根元の白い部分に多く含まれている

「生薬」としても使われてきた歴史があり、茎葉を採取して陰干しにしておいたもの(韮白きゅうはく)は健胃、下痢止め、滋養強壮に役立つとされ、9月ころ花が終わって自然落下する前の種子を採取して日干しにしたもの(韮子きゅうし)は腰痛、遺精、頻尿に用いたそうです。

民間療法では、韮白きゅうはくを煎じて、食間に3回に分けて服用する。生の茎葉を汁物や味噌和え、粥や雑炊などに入れてふつうに食べても同様の効果が期待できるとされる。また、風邪の初期には、茎葉を細かく刻んでそばやうどんの薬味ににして食べてすぐ就寝すると、汗を出して熱を下げる発汗解熱の効果がある。下痢や頻尿のときは、乾燥した韮子きゅうし(種子)を煎じて食間3回に分けて服用すると良いといわれてる。足や腰を温めるため、頻尿や夜間尿に効果があり、尿漏れやインポテンツにもよく、しゃっくりを治すといわれている。ただし、手足がほてる人や、顔がのぼせやすい人へは、服用禁忌とのこと。
(ウィキペディアより)

見逃せません(^_-)-☆


「韮」愛用術

韮愛用術画像

「韮」といえば、「ニラ玉」「レバニラ」など、人気の定番メニューがありますね。

「韮」を愛用できるかどうかは、人気定番メニューの先へいけるかどうかが勝負です、笑。

食材愛用の秘訣は、「常備菜」とすること
☞胡麻油で炒めて常備(すり胡麻を入れてもおいしい)
☞さっと茹でて常備
☞醤油やラー油に漬けておく(タレ化)
「アリシン」は根元に多い
☞きれいに洗って極力切り落とさず、根元まで食べる

これらを、納豆の薬味にする、豆腐の薬味にする、いつものナムルに加える、「豚肉」「卵」「貝類」などの料理に「合いそうだな」と思ったら加えてしまう。

「豚肉」「卵」「貝類」、これらは、先に出てきましたようにビタミンB1が多い食材。ビタミンB1の吸収をよくする「アリシン」を含む『韮』は、ビタミンB1を多く含む食材と味の相性もいいんです。

「葱」の代わりに使うイメージでも、だいたい味の相性がよいと思います。

3月頃の、まだ旬の出始めでちょっとお値段が高いかもしれませんが、この頃の韮は「生」でもいけます。「生」を塩で揉んで豆腐に乗せて胡麻油をかけて・・・、グッチ裕三さんのおいしそ~なレシピを再現してみました。むっちゃおいしいのですが、これこそは! 出始めの葉が柔らかい頃がおススメです。しっかりしてきた葉を生で食べると・・・翌日の匂いがすごいので! 笑。
※「韮」は、同じ株から4~5回採取されるが、最初の葉の味がよいといわれる。

栄養価が高く、カラダを温め、胃腸にもよく働き、薬草級の「韮」。旬で価格が下がるころには迷うわず購入して、評判のよいレシピを片っ端から試してみる、というのも楽しいかもですね(^_-)-☆


まとめ

星×まとめ画像

✐薬草級の栄養をもつ「韮」の底値は5月。底値の時期にしっかり食べて酷暑を乗り切ろう

✐「にら」の旬は春先~夏頃まで。β-カロテンの含有量が野菜トップクラスに高い緑黄色野菜で、疲労回復や健康増進にも効果があるとされ、大蒜にんにくと同様に、様々なスタミナ料理に利用される

✐スタミナ源とされるのが、大蒜にんにくにも含まれている硫化アリルの一種「アリシン」

✐「アリシン」は「ビタミンB1」と結合すると、「ビタミンB1」の吸収を良くし、糖質の分解を促進する効果があり、代謝機能、免疫機能を高め、疲労回復に役立といわれている。また殺菌作用があり、血液循環を促して、新陳代謝を活発にする働きがあるとされる

✐他、「ビタミンC」「ビタミンK」「カルシウム」「リン」「鉄」「葉酸」「ビタミンE」などの栄養素に富む

✐「カロテン」「ビタミンE」は葉の緑が濃い部分に多く含まれ、「アリシン」はニラの根元の白い部分に多く含まれている。根元はよく洗い、極力切り落とさずに食べる

✐「にら」を愛用できるかどうかは、人気メニューにとどまらず、常備してねぎのように使えるかどうか。あるいは、おいしそうなメニューを片っ端から楽してみるのも楽しいかも


 
MICHIKO★
最期までお読みいただき、ありがとうございました!
初めて本ブログをごらんいただした方は、ぜひこちらの記事もご参照ください。
また、お会いしましょう(^_-)-☆
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